始動

米国から2通、電子年賀状が届きました。40年前の教え子安宅正子さんからは、アイスランド人の夫と娘2人の報告も交えたニューズレター形式(家庭新聞)でした。

大学2年生の長女は副専攻で救急医療を学び、まもなく級友とアパート暮らしの予定。高校最後の年の次女は工学部(機械工学及び宇宙工学)志望、1年間父の国へ留学する計画を立て、秋からは夫婦2人の生活が再開するそうです。国際家族は時々それぞれの母国へ帰って、老いてきた両親の許で過ごすらしい。今は次女が、家族で毎晩見るアニメのアドバイザーを務め、呪術廻戦、鬼滅の刃、スパイファミリー、ワンピースなどの中から選んで決めています、とありました。今どきの家族団欒風景なのでしょうね。

【私は短大を卒業し資格試験を通って、理学療法士アシスタントの仕事を始めました。まだ 3 か月が終わったところで、勉強不足を痛感しています。次のニュースレターを送る前までには、もっと自信を持って仕事ができるようになるのが目標です。華道、籠編み、空手も上達したいと思っています(安宅正子)。】

セリンジャーさんは昨年の研究活動報告の後、こう書いています。【今年の4月に私は50歳になります。次の10年はどんな研究者、どんな人間として生きていくべきなのか、色々考えております。最近は若手の研究者の指導も積極的にしており、次の世代を育てたいと思っています。支援者がいてこそ、研究者は育ちます(セリンジャー)。】

新潟へ地震見舞メールを出したら、こんな返信が来ました。【我が家は、やや高台にあり、本や書類が散乱し、古い茶碗がひとつ落ちて割れた程度で済みました。しかし最初の揺れは経験したことのないもので、いよいよ我が家も!と思いました。床暖を止めて復旧するのに手間取りましたが、問題なくお風呂にも入り、湯たんぽで熟睡しております(鈴木孝庸)。】

我が家には今日、栃木の酒を手土産に、仕事の打ち合わせに来た訪問者があって、2024年が本格的に始動しました。