マイナンバー

区の広報を見ていたら、小さな字で「マイナンバー通知カードは5月25日に廃止されました」とありました。えっ!そんなこと聞いてないよ、と、通知カードを出して見ましたが、有効期限はどこにも書いてない。そう言えば特別定額給付金申請に必要な証明書の中に、通知カードが挙げてなかったので、マイナンバーカードでないと駄目なんだなと思ったのですが・・・

現政府はしきりに、コロナ騒ぎに便乗して、国民総番号制(マイナンバーカード制)だの電子決済だのを推進したがっています(ほんとに我々が便利になるのかどうか、さだかではありません)。アナログ世代としては、むやみに個人情報が集中管理されることへの警戒心を拭いきれません。以前、大手金融機関の社員が顧客の個人情報を売り、社長が記者会見で、買い戻すことも検討していると言った(商品価値をつけてしまった)ために、その後数年間、怪しげな電話に悩まされました。現代社会では、情報は出てしまったら取り戻すことはできないのに、一生ついて回る情報を、責任の所在があやふやな組織に預けるのは御免です。現に、売られたHDDの行方を突き止めることすらできない自治体があったことは、最近の話です。

特別定額給付金申請書をよく見ると、本人名義で水道料金等を引き落としている口座なら番号証明の書類は不要、と小さい字で書いてあります。つまり、現在でも公共料金の引き落とし口座の番号は、自治体が把握しているらしい。なら、それで十分ではないですか。お得ですよ、あなた方のためですよ、みたいな言い方はやめて欲しい。

ちなみにこの界隈は、特別定額給付金申請書が来たのが6月6日。勿論、未だ支給されてません。