スペアミント

スペアミントを探しています。1枝失敬しようと思って・・・。

暑くなってきたので、今年のこまめ水(熱中症予防水)を試作し始めました。レモンの輪切りと塩水で作るのが定番ですが、輸入レモンの皮に残る添加物に、いまいち不安があります。桜花の塩漬に砂糖を足すのが我が家の特製(フルーツソースの細長い瓶に1回分ずつ作ると、見た目も綺麗)なのですが、桜花はけっこう高い。

胃腸を整えるにはもっと水分を摂れ、と医者から言われたので、昨冬、カフェインのない飲料を物色して「しょうが&ゆず」なる粉末スティックを見つけました。しかし甘すぎる。仕舞っておいたのを2倍に薄めて塩を足し、冷やしてみたら、いけます。ただ、何かもの足りない。柚子や生姜の香りは、薄めたので殆どなくなってしまいました。何を足せばいいか、と考えたらーそうだ、スペアミントだ。

世田谷に暮らしていた頃、ベランダでスペアミントを育てたらはびこり過ぎ、持て余しました。刈り取ってリースに編むと、小さなフラフープくらいになりました。風呂に浮かべて、それで身体を叩き、浴室を満たすいい香りを楽しみました。

白い花が咲き、濃い緑の葉によく合います。ある日、ふと階下の庭を覗いたら、スペアミントの大群落ができている(不稔性だと説明している栽培図鑑もありますが、細かな種子ができます)。階下の住人は、植えた覚えのない群落に不審だったことでしょう。

宇都宮に勤めた時、花のない冬季に、芝生の隅に生えていたスペアミントの茎が紫色になって葉の緑に映えるので、摘んで研究室に活けました。発根しやすく、挿し木で増やせます。あちこちでよく見かけるような気がしていたのですが、いざ盗もうと思って探すと、見つかりません。