windows10

サポートがなくなるというので、ウィンドウズ10に乗り換え、PCも買い換えました。誰もが使いにくいと言う10に、いつ慣れることができるか不安ですが、仕方がありません。高額の器具は10年は保つ、というのが常識だった世代なので、頭ごなしのモデルチェンジに納得がいかないところもありますが、そういう時代になったのでしょう。

キーボードは軽く、打ちやすくなり、全体に持ち運びしやすくなったのは進歩です。かつてラップトップと銘打ったワープロを買ってみたら、大きく、重くて、私の方が抱え込まれるような代物だったことを思い出します。

最初にPCを買ったのは、鳥取赴任が決まって、大量のデータカードをどうするか、端末さえ用意しておけば、工学部もあることだから何とかなるだろうと考えたのでした。まだ5インチフロッピーの時代です。日本語による情報管理の草分けだった田嶋一夫さんから手ほどきを受けました。名古屋へ移って、PCの夜明け時代に自分で端末を組み立てるところからやった、という村上学さんに、デスクトップの設定をして貰いました。職場の図書館長になり、強制的にインターネットとメールの研修を受けさせられました。ところが宇都宮へ転任したら、国語科には、端末もなければ使う教官は1人もいない。物理学専攻の中古端末を借りて仕事をしました。東京へ帰ってきたら、もう何もかもPC経由です。職場の端末は院生に、自宅の端末は故千明守さんに設定して貰ってしのぎました。

新しい端末の壁紙は、信濃の林檎の花にしました。不慣れゆえ、しばらくはメールその他、不義理をするかもしれませんが、悪しからず。