猫の日

今日は日本の、猫の日(世界各国に猫の日があるそうで、国際的な猫の日もまた別にあるらしい。猫の鳴き声をにゃあと聞きなすのは日本だけだそうですが、に音に因んでこの日を猫の日にしたという)なんだそうです。BSの民放局の中には終日、猫に因んだ番組を企画する(かこつける)局もあって、ご苦労様ですと言うしかない。

このブログにも度々書きましたが、ツイッターが閲覧出来た頃はPC作業の合間に投稿を見て楽しんでいたのに、今はYouTubeで猫動画を見ることになりました(ツイッターよりも時間が食われる)。保護猫活動の映像が多く、時には売れないタレントの就活にも役立っているようです。

先住猫と仔猫が出遭い、なじんでいく過程の動画には考えさせられます。本来集団生活はしないはずの猫ですが、互いの関係を安定させる知恵があるらしく、初めは威嚇したり頭を抑えつけたりして、次第にほどよい距離を両者が築いていく。好奇心に駆られた怖い物知らずの仔猫がやってくると、出遭って未だ1,2日しか経っていなくてもその行動を目で追い、危ない場所へ行きそうになれば傍へすっ飛んでいく先住猫もいて、人間世界の子育てよりずっと、生きものとしての原点を知っているという気さえするのです。

犬猫に限らず人間が利用した動物の老後を引き受ける活動が増えてきたようで、競馬や種付けに使った馬を引き取る牧場の話を読んだことがあります。彼らの活躍期間はごく短くて、利用できなくなれば大半は屠殺され、肉はペットフードの原料になることが多い、と知って仰天しました。保護された動物たちが夢中になって食べる餌ー何となく道義的な違和感があります。猫が馬を食べるなんて、自然界では絶対あり得ない。人間の介入によってそんなことがあってよいものかしら。