豊後便り・堺旅行篇

別府で悠々老後の友人から、写メールが来ました。

千利休屋敷跡

別府港からは毎日1便、サンフラワーが大阪南港へ出ています。昨年春に、新しい船が就航しました。ピカピカの新造船に乗ってみたかったのが一つ、夜出港して翌朝大阪に着き、1日遊んで、夜出航の船でとんぼ返りするという「弾丸フェリー」割引というのが始まったのが一つ、大阪の堺に行ってみたかったのが一つ、と行きたい理由が重なったので実行してみることにしました。

帰る途次のニュースで留守中、九州は大雨であったことを知りました。熊本や大分では2月の観測史上一番の大雨だったということでしたが、我々は堺で多少雨に降られた程度で済み、別府に着いたら、雨はほぼあがっていました。

船は、どこもかしこもピカピカで奇麗でした。堺では千利休の遺跡を中心に見て回り、南宗寺の千家一門の供養塔、千利休屋敷跡の伝承地、利休と与謝野晶子の博物館「利晶の杜」などを見ました。南宗寺では、創建者の三好長慶の墓や牡丹花肖柏の墓や、茶室実相庵なども見学。もう40年くらい昔になるでしょうか、中世文学会の実地踏査、島津忠夫先生ご案内で利休関係の遺跡も見せてもらったことがありましたが、町の風景は想像も及ばないほど変わっていました。】

愛妻の茶道におつきあいしたのでしょうね。私は若い頃は連歌に関心が無かったので、中世文学会の実地踏査に参加したのかどうかも記憶に残っていません。

住吉大社の太鼓橋

【堺から、住吉大社へ向かい、大社に参拝したあと、大阪南港に戻りました。弾丸ではやっぱりちょっと時間が足りません。体力的にはまだ大丈夫そうなので、今度は天候のよい時期に、奈良とか京都とかへ行くのもいいかなあ。】ーつまり理想の老後生活モデル。