山城便り・翡翠撮影篇

京都郊外に暮らす、日本史の錦織勤さんからメールが来ました。昨日このブログで紹介した『摂関・院政期研究を読みなおす』(思文閣出版)の中に、錦織さんの論文が引かれて論評されてるよ、と知らせたところ、ちょうどその論文の続編を書いて寝かせていたところなので、朝一で注文した、とありました。

枯枝に止まる翡翠

【昼すぎから、寒かったけど自転車で山科に出かけました。途中、山科川の向こう岸に、カワセミを見つけました。

先日買った、いま一番安いデジカメで撮ったら、値段通りの写真になりました。中ほどに木の枝のようなもの(どうもカメラじいさんたちが、カワセミが止まるように立てたようです)があり、その上に、小さく写っています。】

翡翠が飛び込んだ後

【中央の水しぶきは、カワセミが飛びこんだところです。写真はまるで駄目でしたが、私は暫く眺めて、幸せな気持ちになりました。】

メールの用件は、太平記のテキストについての問い合わせでした。

岩波文庫太平記で「武士」という語を拾っていたら、「もののふ」というルビが振ってあるものが2つありました。ちょっと不思議だったので、『西源院本太平記』の翻刻本を買って見てみると、「物武」、「モノノ夫」とありました。】

国文学の方ではこういう校訂はよくやることなのか、という質問です。2020年の本ブログで和田琢磨さんの論文を紹介してあるから見てくれ、と言っておきました。

【西源院本の翻刻は府立大が持っていましたが貸出中、府立図書館は館内扱い、やむなく古書を購入しました。「横井清」と署名があったので、押し戴いて開きました。】

さすが京都。