見えないコロナ

9月に入って、銀座や丸の内に出かける用が続き、地下鉄に乗ってみると、もう若者の殆どはマスクをしていません。銀座ではほぼ皆無でした。私も暑いので店や乗り物に入る時だけマスクをするのですが、電車内の座席に座った頭の上でノーマスクで喋りまくられると、やはり引きます。マスクは防疫用というより、唾液を飛ばさないため、他人に不快感を与えないための新マナーだと思うのですが。

エノキさんから、感染は拡大し続けていますよ、と教えられました。友人の多い彼女は、看護師や医療関係の人たちとのSNSで、現場は逼迫し始めている、と知らされたそうです。感染者数の統計もその周知も以前とは違ってしまって、見えなくなったコロナ。しかし街に増え始めた外国人はマスクをしないし、コンビニも最近では手消毒の用意をしてありません。重症患者は減ったが感染力は拡大しているそうです、とエノキさんが言うので、ウィルスも進化したんだ(養い親が死んでしまっては元も子もないので感染者を死なせないように、しかしどんどん伝染するようになった)、と笑い合いましたが、じつは笑い事ではない。

区から7回目のワクチン接種の日時を指定した通知が来ました。6回目までは6ヶ月の間隔でしたが、今回は3ヶ月以上空いていればOK、2回以上接種済みの5歳以上全員とあって、恐らく次回からは有料、希望者のみとなるのだろうな、と予想しました。

今までは保健所や地方自治体の支援があったのですが、五類指定になってからは発熱してコロナ陽性と判定されても、自分で隔離して、自宅で服薬してじっと寝ているしかないのだそうです。症状が劇しくないとは言っても、体力の弱い者は罹らないよう用心するしかない。基本的な予防策を怠らないように、とエノキさんから注意されました。