コロナな日々 35th stage

コロナワクチン接種5回目を受けました。高齢者は区の指定する日時、会場に出向くことになっています。今回はこれまでの区役所25階ではなく、我が家のすぐ近くの公共施設が会場でした。地域ごとに分散させたようです。空いていて、早めに行っても受けられました。係員の人数が多く、いかにも素人っぽくて、いたわられるというより、よぼよぼ扱いされてもそれに温和しく従うことが必要、という感じで終始しました。

肩を出しやすい服装で行ったのですが、全部脱げと言う。思わず長谷川町子の「意地悪ナース」を連想しましたが、脱がずに肩を出すことができ、注射して5分も経たないうちにがつん、と肩に痛みが来ました。副反応は夜になってからか翌日が通常では、と申し出ましたが、痺れてなければ大丈夫、と送り出されました。

所用があって銀座へ出かけました。クリスマスのイルミネーションが綺麗です。しかし銀座はすっかり分かり難くなりました。何故か街角に地図がない。地番表示もない。地下鉄の出口のあちこちが封鎖されている。外国のブランド店ばかりになって、店員が奥にしかおらず、道を聞くことができない。たまに聞くと田舎者ばかりで、通りの名前も知らない・・・どうにか約束の時間通り目的地に辿り着きました。

今は高校教諭になっている最後のゼミ生と待ち合わせ、用事を済ませて我が家へ戻り、彼の収集した資料を見せて貰いました。早く活字にしろ、とはっぱをかけた後、あり合わせの肴で越後の銘酒を呑みながら、四方山の話をしましたー何故軍記物語研究は衰退したのか、今までの学会や研究会で面白かったものは何か、新指導要領下の教育現場、インクルーシブ教育の矛盾、コロナ下での教育に欠落したもの・・・ふと気づけば、接種の日は深酒するな、と注意書きを渡されたのでしたっけ。