コロナの街・part 45

用があって東京駅のみどりの窓口へ、出かけました。風がすこし冷たいが、春爛漫の街です。躑躅と水木が盛りを過ぎようとしており、公孫樹並木の新緑が眩しい。新入社員なのか、やたらに黒の上下のサラリーマン、サラリーウーマンが群になって歩いているのが目につきます。マスクのないのは外国人と、オジサン、男子学生のようでした。

窓口の行列の長さはまあまあだったので並ぼうとしたのですが、米国人らしい3,4人のグループが入り口にだらしなく凭りかかっている。並んでますか?と訊くと、ハイ、と言うのでその後ろに付いたのですが、暫くすると三々五々立ち去り、その隙に中年男性に割り込まれました。ま1人くらいいっか、と黙っていましたが、その後行列が全く動かない。後悔しました。カウンターは5つあるのですが、どれもえらく時間がかかっています。客と係員とが、それぞれモバイルを出して見せ合ったりしているところがあるかと思えば、小1時間経っても入れ替わらないところもある。

私は乗る列車も決まっているので、自動販売機に並ぶべきだったのでしょうが、今までにないもたつきぶり。どうやら係員の方にも問題がありそうです。ようやく順番が来てさっさと用を済ませ、地下道のスーパーで、地方物産品を物色しました。地下興しの新名産品を、後悔しない範囲で買ってみるのが、東京駅へ来た時の習慣なのです。しかし、高くなった!ちょっとした酒肴や常備菜はどれも千円札が必要で、結局買ったのは小さなスイーツ類(牛久のレーズンサンド、青森の林檎チーズパイ、仙台のイチゴバターサンド)と、薊のおやきでした。

本郷の駅前では、区議選・区長選の候補者が、素朴な(不慣れな)様子で選挙運動を始めています。演説の途中で、かかってきたケータイに出る候補者もいました。