コロナな日々 33rd stage

午後から大塚駅前へ出かけました。一昨日の外出で、脚力がひどく落ちたことを自覚、これではならじと、好天を機に秋薔薇見物を兼ねて出かけたのです。駅前は大々的にテント村を設営中。何だろうと目を凝らしたら、この土日に商人祭と称して物産展を開くらしい。東北各県を中心に長野、岐阜、京都からも出店があるようでした。恐らく3年ぶりのイベントではないでしょうか。大道芸も出るかも知れません。

春と違って秋の薔薇は小ぶりで、あちこちにぽつりぽつりと寂しく咲いています。オレンジ色系の花が季節感に合う。春の豪華な花群に紛れて気づかなかった、一重咲き大輪の品種に目が止まりました。清楚な感じがいい。色もさまざまあるようです。向原電停の近くの柵に、たくさん実のついたホップが絡まっているのを発見、大分古株らしく、東京でも育つんだなあと、暫く立ち止まって眺めました。

用事の一つは、年末までプランターを飾る花苗を物色することだったのですが、花屋の店先はミニシクラメンで埋まっていました。町内のNPOがそこら中に植えるので、我が家の庭に持ち込む気はしない。諦めて、野菜を買い、駅ビルに入りました。惣菜屋の品揃えを見ると、食材を変えたり(牛肉をモツに、栗を芋に、など)、パックを小さくしたりして値段を抑えようとしている努力が分かります。日本の物価高騰は未だ国際水準に達していない、などとうそぶく御用学者もいるようですが、売る方も買う方も、そんな太平楽ではやっていけません。

最後に北海道のアンテナショップへ入って、鮭皮チップスと長芋のピクルスを買ってみました。春日通りの水木並木にはつぶらな赤い実が光り、鱗雲が空を流れるのが速い。東京にはまもなく木枯が来るでしょう。