花たちの運命

昨日の昼、別府暮らしの友人へ、ブログに写真をアップしたよ、とメールを送り、ひょいとTVを見たら、阿蘇山中岳噴火の臨時ニュース。あの写真の風景は一変していました。平穏な日常にも思いがけないことがある。幸い人的被害はなかったようですが、これから暫く地元では、降灰など日常生活に影響があるでしょう。友人からは、阿蘇の薔薇園で撮った写メールが届いていました。

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プリュムという名の秋の薔薇

温室内はいいが、露地栽培の薔薇には火山灰が降りかかっているかも。手入れする人は気が気ではないでしょうね。我が家では、小輪ながら紅薔薇が5輪も咲き、数日ごとに剪って、卓上を飾っています。今年はコキアとコリウス、それに実生のパプリカで夏を過ごしたので、色のある花は薔薇と日々草だけ、晩秋から初冬の彩りのために播いたパプリカは、殆どが未だ青い実のままです。

寂しいので、花屋で桔梗1株とミニ鶏頭を買いました。桔梗はバイオの矮小仕立てと思ったのですが、秋口に咲き終えた苗を花屋の主が切り戻して再び咲かせたのだそう。さすがプロだと思いましたが、先客があって、花屋の女房によれば、あのお客さんは種子から桔梗を育てた人、とのこと。自称実生マニアの私も、桔梗を実生で咲かせられるとは知りませんでした。何事も上には上があるものです。

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長野で咲いたパプリカ

長野からのメールには、【頂いたパプリカの花が咲きました。小さくて心配になりますが、これが普通なのでしょうか?】とありました。そう、パプリカの花はこんなものです。ヨーグルトの容器に仮植えして宅急便で送ったので、芯が縮れているのは長旅の疲れでしょうが、順調に育ったらしい。しかし信濃はもう寒い。実が色づくのが間に合うかしら―花たちもそれぞれの運命。どうにか乗り越えて生を全うできるよう祈ります。