梅雨寒

梅雨寒という語がありますが、今年は何故かうす寒い日が多いようです。トシのせいかな、と思って人と話してみると、そうそう、と言われるので安心します。毛布をクリーニングに出したのに夜が寒くて、もう一度羽根布団を出したりしました。

梅を漬けました。店に出る時期が短いので、愚図愚図していると機会を逸します。砂糖だけで漬けるシロップ、レシピ本では梅と砂糖同量になっていますが、我が家では梅2kgに砂糖1kg、その代わり暑い日が続けば冷蔵庫に入れるか、酢を差して全体が濡れるように混ぜます。そうしないと梅の色が変わって黴が生え始めるからです。青梅を洗って1昼夜陰干しにし、蔕を取って、砂糖と交互に瓶に詰めていく、ただそれだけ。

去年は南高梅で漬けたら、果肉が柔らかすぎるのか、果汁がなかなか上がりませんでした。その代わり、残った梅の実は皺が寄らず、ふっくらとして蜜梅のようになり、お茶請けに最適。1日1粒、健康にもよさそうなので、知人に分けて喜ばれました。今年はふつうの青梅です。

素馨花の古枝や枯葉を取り除くのに、2時間近くかかりました。以前は蔓をほどいて剪定したのですが、もはやバスケット状態なので、外縁から少しずつ古枝を切り詰めました。これで来春もまた咲いてくれることでしょう。ムスカリの球根を掘り上げて干しました。

桔梗が咲き出しました。秋の七草なのに、近年どんどん花期が早くなって盆花になり、今や初夏の花となったようです。撤退した花屋の主は切り戻しが上手く、去年の秋口に、背丈は低いが二番花を咲かせていた苗を買ったのです。よく見ると花弁が4枚しかない。二番花を咲かせると疲労が残るのでしょうか。さて私も、二番花を咲かせることができるかどうか。薔薇は夏の花を咲かせ始め、梔子の蕾も1輪、2輪と姿を見せています。