量り売りの詐術

梅雨の晴れ間を縫って大塚駅前の商店街へ出かけました。今年はあちこちの南天の花の付きがいい。この冬は楽しめそうです。南天にも生り年があるらしい。

目的は、花屋で日々草の苗を買うことです。以前は色とりどりの日々草で夏の庭を埋め尽くしたのですが、次第にあの強靱さが辛くなってきました。一昨年あたりから夏はコキアとコリウスの葉物だけで、日々草はほんの少しだけ植えることにしたのです。しかし近年は日々草も淡い春色が増えてきました。今度は何だか物足りない。3株だけ買いました。

まず野菜を買おうと店へ入ったら、青梅が何種類か出ていました。今年はすでに2kg買ったのですが、大瓶で漬けたらどんどん果汁が上がり、味見するうち人に分ける分が無くなりました。今年はこのままにしようかとも思いましたが、いつも梅雨明けには、身体を動かす仕事の女性2,3人に、一服する時飲んでね、と言って分けていたので、もう1kg漬けてもいいなと考えていたところでした。500g¥350という札が立っていて、2,3袋置いてありますが袋には内容量が書いてありません。赤く熟した実が多くて、美しい。1kgだろう、安いな、とカートに入れました。

帰宅して洗ってみたら、40個以上ある。2kgだったらしいのです。そう言えばレジでちょっと高いな、とは思ったのですが・・・計算してみると普通の青梅よりずっと高くついている。最近スーパーでは、1袋いくら、とgいくらとが混用されていて、つい今までのように1パック単位の値付けと思い込んで買うと、とんでもない目に遭う。

売る方は、最近の仕入れ価格上昇を、見た目だけでもどう誤魔化すかに腐心しているのでしょう。これからは値段や賞味期限や産地だけでなく、単位もよく見て買わなければいけません。結局、シロップ小瓶5本、それに物は試しと甘味噌漬を2瓶作りました。