コロナの街・part 43

大学病院に、眼科検診に出かけました。朝の家事を済ませて行くため、一番乗りの人たちの波が引き、午前中ぎりぎりに駆け込む人たちの波が来る前に入ると、いつもはさほど待たずにスムーズなので、今日もその心算で出かけました。前回より20分ほど早かったでしょうか、10時直前なのにすでに会計窓口まで、2重3重にうねる列ができていて、吃驚しました。エレベーターの中で老人たちが、外来には1日4000人来るそうだ、と話しています。朝一番で来るなんて偉いなあと思いながら眼科受付へ。

検査待ちの席は満員。老人が増え、夫婦連れで来る人が多いからでしょうか。前回は瞳孔を開いて撮る写真撮影がなく、受付に確認したら医師から不要と指示されている、とのことだったのですが、今日はフルコースの検査。夜まで仕事にならない、と諦めました。2時間半待って、診察は3分。白内障黄斑変性も治療するほどではない、眼鏡をかければ視力は0.9、という結果で、些か拍子抜けしました(眼鏡を作る時、視力0.7で調整したはずだったけど)。

すでに午を過ぎ、会計窓口はまた長蛇の列。案内係が、杖を衝く人には別の窓口がある、と案内してくれたので助かりました。フロアはごった返し、長椅子は密。検査の時の椅子も機器類も特に消毒はせず、入り口に手指消毒用アルコールが置いてあるほかは、コロナ対策はもう目には見えませんでした。

会計を済ませたら、チラシを渡されました。来月から受付方法が変わるとある。再診受付機と到着受付機を通り、保険証の確認も最初にするらしい。従来は各診療科では対面の受付でしたが、すべて自動になり、スマホがあれば診察順を連絡してくれるという。つまりはオートマ化が徹底するわけで、暫くは老人の波の混乱が予想されます。