徳島の原水さんから「秋の野は、セイタカアワダチソウやアメリカセンダングサが、我が物顔で羽振りをきかせております」との写メールが来ました。
群生していて綺麗ですね。嫁菜とどう違うのかな、とウェブで調べたら、嫁菜はいわゆる「野菊」という呼称と同様、いろいろな草の総称だそうで、これは意外でした。万葉時代から若芽が食用とされ、我が家でも以前は、塩味で炊き込みご飯にしました。ほのかな香りがあって、早春の口福の一つです。
【徳島に来た頃、四国の県民性について、こんな喩え話を教えられました―お金を拾った時どうするか? 高知は飲む、香川は貯金する、徳島は土地を買う、そうです(愛媛は忘れました)。ちなみに、我が家のさくらは八女の生まれです。博多っ子ではありませんが、きっぷがよくて、好奇心旺盛です。(原水民樹)】
原水さんのメールからは、子供の頃の野遊びの記憶を呼び戻されます。春にはヤエムグラ、秋にはオナモミやイノコヅチ、センダングサが「ひっつく」草で、よく友達を追っかけてはくっつけて遊びました。愛犬さくらを連れて散歩した後は、毛に絡んだ草の種を取ってやるのがさぞ大変でしょう。
草の実はドライフラワーにすると、案外造形的に面白いものが多く、宇都宮大学に勤めた時は、構内から枯れた枝を採ってきてリースにしたりもしました。
それにしても、気っ風のいい犬って、どんな犬?
追記:調べてみると、拾った金を「元手にして何倍かに増やそうとする」のが商売上手の愛媛県民、「それにいくらか足して酒を飲む」高知県民、貯金派の徳島、そのまま使う香川、とありました。