差別以前

手短かに言いますー東京2020五輪は、根本的に見直すべきです、可及的速やかに。会長が40分も駄弁を振るう組織が責任を持って、こんなに多くの人があがいているさなか、税金を湯水のように使う大催事を執り行えるでしょうか。執行部の実務的提案ならともかく、名誉職が40分も喋り続け、その間全員が拝聴し、あらぬ箇所で笑い声を立てるような会議、働く人間には考えられない。あってはならない会議ですよね。

医療関係者1万人をボランティアに動員するという(感染が収まったら、彼らにはゆっくり休息して貰いたい)。基礎疾患もあるパラリンピック選手や、都市封鎖している国からの観客も招き、リモート授業に疲弊している学生ボランティアに道案内させ、果たしてそれで楽しめますか?誰にでも一生1度の大事が思うようにいかないことはある。

開会式はバーチャルで、閉会式はツイッターなどのメッセージで。時間や距離で競う種目は各地で出た結果を比較し、馬術や新体操など美技を競う種目はTV画面で採点できるでしょう。球技などは無観客で、または屋外で。最後に残るのは剣道などの対面競技や柔道などの格闘技ですが、それは専門家たちに知恵を絞って欲しい。折からデジタル庁も出来ることだし、歌舞伎などはすでにバーチャルな相手との共演も実現しています。メダルはすでに製造してしまったのでしょうから、上記のような方法で順位を決めるしかないでしょう。そして、真実コロナが終息した暁に、聖火リレーが日本列島を駆け抜けるー参加できなかった国々の国旗と共に。

学術会議よりも、ガバナンスを検証し、改革しなければならない団体はどこか、誰の目にもはっきりしたのではないでしょうか。直近のアンケート調査によれば、38%が五輪中止を選び、延期も合わせると回答者の7割がこのままの開催に反対しています。