山城便り・公家日記篇

日本史が専門の錦織さんからメールが来ました。錦織さんは鳥大定年後、娘さんの嫁ぎ先に近い伏見に移住して、味噌も手作り、城跡探訪に熱中する老後です。

【今朝、車の上にうっすらと雪が乗っていました。昨夜、ちょっと降ったようです。しかし、午前中はお天気がよかったので、つられて車で亀岡に大豆を買いに行きましたが、途中、老ノ坂峠を越える辺りから道の脇に雪が残っていて、道もちょっと滑りやすくなっているようで、怖い感じがしました。
 亀岡の町中もところどころに雪があって、伏見とは大分違う感じでした。帰ってニュースを見たら、銀閣寺は庭に雪が積もっていましたから、京都盆地でも、北と南ではかなり違うようです。(錦織勤)】

京都は地域によって天候が違うから、公家の日記の天候の記述を引く時は、本宅にいるか山荘にいるか確かめて引かなくていけない、と日本史の人から教わった覚えがあります。私も大覚寺と四条とで、バスの移動の間に天気が激変するのを体験したことがあり、ああこのことか、と合点しました。(manedlit)

【今年の初春に作った味噌が、近くのスーパーにあった麹で(やっつけで)作ったのに、非常においしくできていました。その味噌が熟成する前に昨年の手前味噌がなくなり、繋ぎで買った「こだわりの味噌」という商品がまずかったので、今年は少し多めに仕込むことにしました。大豆はどこでもありそうなのに、意外にも売っている店がなかなか見つけられず、滋賀の守山にまで出かけたのですがなくて、去年、ようやく亀岡のJA直売所で探し当てました。亀岡は、古い町屋のあたりは雰囲気のいいところです。ただ、城がちゃんと残っていないので、その点はもう一つ、でした。(錦織)】