信濃便り・けなげ篇

長野の友人から、写真添付のメールが来ました。散歩の途上で見かけた花壇が、色とりどりで綺麗だったので、とのことです。

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象山記念館前にて

「残暑の厳しい日差しの下で、けなげに咲く松葉牡丹や、スターチスに似た紫色の花を見つけました。長野の言い方にならえばこういう時は、おおごくろう、と声をかけるのですが。」とありました。東京の言い方では、「がんばってるね!」と言うところでしょうか。

我が家では、平鉢一面に播いた矮小性鶏頭の芽は出たものの、次々枯れてしまい、3,4本が辛うじて本葉を出したところです。毎朝霧吹きで水をやったのですが、こんな小さな芽は、鉢ごと水に浸けるやり方をしなければいけなかったのかもしれません。朝、コキアの頂上の小枝が折れていることがあります。木だと思ってこの上に飛び降りる莫迦な鳥がいるらしい。雀か鳩か分かりませんが。

一昨日は、吊鉢に西瓜が芽を出しているのを見つけました。6月に観葉植物代わりにしようと種子を埋め、数日後には発芽するものと思っていたのに音沙汰がない。諦めて、鳥が落として行った種子から芽を出したヘクソカズラ(白い筒花に臙脂の芯が綺麗なのです)を植え、ちょうどいい具合に蔓が伸びてきたばかりだったのですが、慌てて引き抜きました。野生の勁さで、しっかり根を張っていて、手こずりました。

残暑は厳しいが、東京はやはり陸奥に近い。涼しくなり始めたら、秋はあっという間です。もう、こぼれ球根のムスカリが、梔子や薔薇の根元に芽を覗かせています。

追記:友人から追っかけてメールが来ました。2日に公開された映像だそうです。

http://www.pr-nagano-city.stream.jfit.co.jp/?tpl=category_result&category_id=2