公益信託松尾金藏記念奨学基金(事務局は三菱UFJ信託銀行リテール受託業務部)の令和元年度奨学生採択が決まりました。今年度は、博士課程6名、修士課程4名が採択されました。以下は課程別に分けた(専攻)・研究テーマの一覧です。
DC:
(人文公共学) アイヌ語樺太方言の数表示-動詞と助動詞で表される数の差異
(地域文化研究) 清代における思想・学術の哲学的研究-江藩を出発点として
(世界言語社会) 近世日本と北東アジア-幕府の蝦夷地経営を中心として-
(人文科学) 14-15世紀イタリアにおける教会改革運動と聖人崇敬
(言語・文学) ヘンリー・ジェイムズにみるアイデンティティの確立
MC:
(文化環境) 19世紀末から20世紀初頭のドイツ語圏のシオニズムに関する研究
(史学) 佐藤栄作内閣を通じてみた長期政権の構造
(英語教育) 英語教育改革の教育現場への影響を言語テスト理論から検証する
(言語・文学) 福岡県柳川市方言の総合的記述-文法書・辞書・談話資料の作成
採択された方々は、1年ごとに継続審査があります。なお貸与型か否かを問わず、他の奨学金との併給はできません。本基金の支給終了後、論集『明日へ翔ぶ』(風間書房)に執筆することができます。現在、『明日へ翔ぶ 5』(風間書房 来年3月刊行予定)の編集が始まっており、その出版記念会(2020/3/15の予定)の席では、奨学生の先輩たちと交流することができます。