カスハラ

カスハラ防止対策に東京都が一肌脱ぐ、とか。しかしその前に、店員の応対教育の向上を図って欲しい。最近は、若い店員や社員の応対があまりに突拍子もなくてつい説教をしてしまい、これもカスタマーハラスメントか、と苦笑するケースが続出。インターネット会社、家事代行会社、クリーニングのチェーン店・・・しかもそれが個人的なものではなく、組織の問題(社員教育だけに限らない)のように思われる例が多いのです。

夕方、クリーニング店に冬物を出しに行きました。胸に「見習い中」の名札を付けた若い女性。「お急ぎですか」と訊くので「いや」と返事したら、「では8月・・・」と言いかけたので仰天。「3ヶ月も先だよ」と確認すると、「今混んでるので。ほかのお客様には、ああいいよ、と言うお方もいらっしゃいます」との返事。冬物を8月に貰って来てどうするんだ。何故この時期に持ってきたんだ。「年寄りは3ヶ月も先じゃ、生きてるかどうか分からないよ」と強い口調で言ったら、声を立てて笑う。思わず「冗談で言ってるんじゃない。そういう時は、もしよろしければ3ヶ月お預かりする方法もあります、と初めに言うんだよ!」と言いながら、ああこれもカスハラか。

個人がやっていた店でしたが、夫婦とも年を取ったのでチェーン店に委託して以来、カウンターで毎回のように何か驚かされることがある。引き取りの時は、向こうがつけた8桁の番号をいちいち客に確認させるので、店の前の歩道には長い行列ができるようになりました。「私は物を見ればうちの物かどうか分かる。番号はそちらで確認しなさい」と、これまた一発。クリーニングに出すのが億劫になりました。

インターネット会社や、家事代行会社の話を書く紙面がなくなったので、それはまた別途。若い会社ほど、無邪気に客の気持ちを逆撫でして平然としている。とほほ。