冬本番

正月の花も残り物の食材もそろそろ尽きてきました。焼餅はバターを載せて海苔巻きにすると美味しいのですが、我が家はバターをやめたので、今朝は洋風雑煮。マギーブイヨンのスープに、合鴨スモークと博多葱と焼餅を入れました(オニオンコンソメでもよし、トムヤムクンも合う)。ヨーグルトには栗の甘露煮の取り合わせ(黒豆も合いますが、汁を入れすぎるとグロテスクになる)。

午前中は日が差して暖かかったので、咲き残りの千日紅を刈り取りました。茎が四方八方へ伸びていて、活けるのに苦労しましたが、室内に置くと萎れていた葉が生き返り、紅色のボンボンが洗面所の白い壁紙に映えて、真冬とは思えない長閑さです。

しかし午後、黒雲が広がり、洗濯物を取りこむや否や冷たい驟雨、そして雷鳴。2019年のこのブログに、日本海側の冬の雷について書きましたが、最近は東京でも寒雷が珍しくなくなりました。一気に気温が下がり、初雪が舞ったことを後で知りました。初雪の特異日というのか、クリスマス・イブに降ることが多いが、じつはセンター試験の日にもよく降るのです。会場を用意する側は大変(大学と寺院は、何故か坂の上にあることが多い)。なんでこの時期に、全国一斉テストなのか、と思ったものでした。

日本海側では雪起こしとか鰤起こしと呼ばれる、寒雷。能登は本格的な雪の時期に入り、一旦無事だった家屋も積雪の重みに堪えられるかどうか、不安なことでしょう。北陸の雪は桁が違います。亡父は現役時代、富山の工場へ年頭の祝辞を述べに行く役でしたが、列車が雪で立ち往生し、御用始めに間に合わない年も何度かありました。

大学は入試、卒論、学年末で忙しい時期、出版社も出版助成金の締め切りでもう暫くは繁忙期。現役の邪魔にならないよう、手許で進めておく仕事に精を出すことにします。