豊後便り・南阿蘇鉄道篇

別府では暑さも堪えられないほどではない、と友人から写メールが来ました。

南阿蘇鉄道

熊本大地震で不通になっていた南阿蘇鉄道が全線復旧したので、乗ってみたとのこと。大地震の爪痕と復興を確かめる旅になったようです。

夕焼に染まる阿蘇五岳

【人気のトロッコ電車は予約で満席なので、普通列車に乗車、夏休みのせいか満員の状態。到着した普通列車は、「ワンピース」のキャラクターのデコレーションが施された車両でした。南阿蘇の平原をガタゴト、のんびり走ります。途中駅では、すれ違うトロッコ列車を待つ小学生の長い列が並んでいます。快晴の平原、周囲の阿蘇の外輪山は全景を見せ、高森町のシンボル、根子岳も間近に聳えて美しい全容を見せてくれています。内牧温泉に1泊しました。】

若い人たちと南阿蘇の温泉で1泊、外輪山をタクシーで一周したことがあります。静かでいい宿でしたが地名は忘れました。草原には、もう女郎花など初秋の花が咲き乱れていたことを思い出します。四半世紀の間に、人間関係はすっかり変わってしまいました。

阿蘇中岳火口

阿蘇山中岳中腹にある火山博物館の駐車場から見ると、火口周辺に車がいるのがガラスの反射光でわかります。あんな所まで車で行けるのか?と驚き、予定を変更して火口付近を目指しました。行ってみると、火口の少し下に入場ゲートがあり、そこで健康状態に問題はないか、特に呼吸器系の病気や状態はどうかなどの質問を受け、問題なしと認められると入場料を払ってさらに上の駐車場まで進みます。火口まで1、2分程の至近距離です。あまりにも火口に近いので驚きました。わずかに硫黄の臭いが漂ってきます。】

学生時代、バックパックで九州一周をした時、こんな写真を撮ったっけ、と思い出しました。勿論、モノクロの手動カメラでした。