明日へ向かって翔ぶ

明翔会世話役の小野寺悠子さんが、生後8ヶ月の第2子を連れて、第4回研究報告会の打ち合わせに来ました。明翔会は公益信託松尾金藏記念奨学基金の受給者による同窓会です。これまでに3回、自発的な企画・運営による研究報告会を開催してきました。論集『明日へ翔ぶ 6』(風間書房)の公刊を機に、秋に研究報告会を開催しようとの相談です。オンラインと対面の併用(いわゆるハイブリッド方式)で、9月9・10日に講演と研究報告・質疑応答、懇親会のプログラムを組みたいとの話でした。会場は新橋の善隣会館、国際交流の要素も盛り込み、海外の研究者の講演も企画する予定だそうです。

奨学基金の受給者はすでに196人、基金の事務局でも連絡が取れなくなっている人が2割くらいあるとのことですが、研究報告会には視聴だけでも、研究報告者としてでもぜひご参加下さい。目下、研究報告(25分)は6本と考えているそうです。申し込み・問い合わせは、meisyokai@gmail.com 小野寺悠子 まで。報告会の具体的詳細が決まりましたら、本ブログでも風間書房のHPにも、告知を出します。

小野寺さんは、法務省勤務から昨年、明翔会会員中尾文香さんのやっているディーセント・ラボへ転職したのだそうで、両人の特性を活かしてハイペースで仕事を進めているようです。明翔会が繋いだ縁が、現代に必要とされる新しい事業を支えていることを、私も故金蔵も嬉しく思います。障碍者の就業支援を多方面から行うのが、業務内容の由。彼女は中国への留学経験も法務省での勤務経験も、すべて今役に立っている(活用している)らしく、30代までの回り道はきっと人生を豊かにする、との実例そのものでした。

9月には、明日へ向かって翔び続ける皆さんにお会いできることを、楽しみにしています。ふるってご参加下さい。