信濃の旅(1)

2泊3日で長野へ行ってきました。新緑が眩しく、天候に恵まれ、春から夏へ季節が遷った3日間でした。車窓からは麦秋の畑が多く目につきました。

1日目は上田からやって来たミナト君の一家4人と逢いました(これが今回の旅の目的の1つ)。友人の妹さん夫妻の手料理で、信濃の山の幸尽くしの昼御飯を御馳走になりました。80歳を迎えたご主人が花柄の割烹着を着て、根曲竹の筍と鯖缶の味噌汁、長芋の明太子和えを作ってくれたのには感激。定年後、地域の役職を務め了え、いわば第3の人生を楽しみながら厨房に立っているとのこと。中でも美味しかったのは、この春に収穫した葱の芽の酢味噌和えでした。

夕方、塩尻へ移動し、友人の弟さん夫妻の家で薔薇庭園を拝見。弟さんは大手電子機器会社の定年後、地元の旧友たちと実験農業を始め、今は松本一本葱や胡瓜の育種とライ麦栽培、林檎酒の開発に挑戦、80坪の庭では薔薇のほか、ブルーベリー、山葡萄等々を育てています。夜は地元のワインや日本酒、妙高高原で採った山独活や蕨、復元栽培中の大和真菜などを御馳走になりました。愛犬のダックスフントに初めは吠えられましたが、好物だという林檎や胡瓜を食べさせたらすっかり懐き、足を鼻でつついておねだりされるようになりました。信濃産林檎のCM犬としてJAに登録すべきだ、と薦めておきました。

2日目は御柱を立てたばかりの諏訪大社参拝、3日目は蓼科の英国式庭園を散策。信濃は今ニセアカシアの花盛りで、その繁殖力には圧倒されます。腰と膝を傷めて衰退モードに入りかけていたところでしたが、3日間どうやら歩き通すことができ、広々とした野山を車で走り抜け、さまざまな人と話をし、美味しい物を食べて1.5kg太り、とりあえず下降スパイラルから脱出しました。続編は明日以降、画像を付けて書きます。