川越便り・半夏生篇

川越の友人と、ウェブに出ている芸能研究の回顧談が面白いよ、というやりとりをしたら、現在の庭の花の写真が送られてきました。

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半夏生(半化粧)

葉の白い斑が爽やかな山野草、片白草ともいうらしい。カラスビシャクの仲間だそうで、花の名は本来、半夏(7月2日から七夕まで、農作業が一段落する時季)に生ず、の意。

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九蓋草

これはオオバコの仲間。輪生する葉を9つの笠に見立てた名前です。友人は薔薇栽培を手ほどきした余勢を駆って、無農薬栽培についてあれこれ調べ、雨が上がったらやってみる心算でいるとのこと。我が家の紅薔薇は元気よく新芽を出し、小さな蕾を3つも見せているのですが、正しい栽培法では摘蕾すべきなのでしょうね。どうも、物言わぬ植物に関しては気の弱いたちで、思い切った剪定に踏み切れません。

【昨日、2回目のワクチン接種を受けました。1回目の副反応はほとんどないくらい軽微なものでしたが、2回目はやはりちょっときついです。熱は出ませんでしたが、上腕部が痛くて肩より上に上がらないし、痛みで昨夜はよく眠れませんでした。】

名古屋の友人は、肉体が若いから副反応も強かったんだと考えることにし、長野の友人は副反応の出なかった家族から、何もないと接種した実感がないけど、副反応に比例して効果も強いんだろうと慰められたそうですが、いやあ、そういう問題なのかな。

ちなみに、面白かった芸能研究の回顧談とは、こちら。

インタビュー3 能のテキストを読み、舞台に立ち上げて見えてくること──原点としての「橋の会」第1期(1980-82) 松岡心平(東京大学名誉教授) | 小特集:舞台芸術の研究と現場のインタラクション | Vol.42 | REPRE