信濃の旅(2)

28~30日に信濃国を訪ねました。第一の目的は、塩尻にある友人の弟夫妻(仮にシンさん、カエさんとしておきましょう)のお庭拝見です。30年間住んで、子育てもした自宅の庭を拡張して薔薇を始め花々や果樹、野菜を育てているとのこと。

蔓薔薇の門

淡いピンクの花は、居間からふと目を上げた先に見えるには最適です。大小さまざまな種類の蜂がやってきます。

木曽の朴葉餅

到着後まず出されたのは、枝についたままの朴の葉で包んだ餅でした。木曽地方の名物だそうで、甘さもほどほど、朴の葉の香りがします。

サハラ

脇門の前に植えられた薔薇です。これからアーチに仕立てる予定だそうです。門の脇には満開のエゴの木。冬の間は室内で育てるという大きなコーヒーの木に白い花が咲き、実が赤く色づいていました。花は一日花だそうで、朝は香りがあります。熟した実を摘むとまた花がつくので、溜まったら専門店で焙煎して貰うとのこと。

ニゲラ

ほかにも淡色の薔薇が数株、いろいろな草花も植えられていました。ブルーベリーの実が丸々と肥え太っています。土竜よけの風車があり、人口芝の一点を愛犬がしきりに引っ掻き、転がって自分の臭いをつけようとしているのは、土竜を牽制しているらしい。朝は郭公が鳴き、綺麗な筋雲を眺めながらの日光浴はとても贅沢な気分です。

しかし標高800m、冬は零下13度になる塩尻。定住には覚悟が要るかもしれません。