鎌首

朝一番に青虫に遭ってしまいました。梔子(くちなし)につく小さな蛾の幼虫です。雀が見逃したらしい。葉に隠れてなかなか見つけにくいのですが、きれい好きらしく、お尻を振って糞を地上に撒き散らすので、見つかります。久しぶりに爽やかな好天、ムスカリの球根を掘り上げて干しました。雨に当てると腐ってしまうので、明日からは天候に気をつけなくては。後にはペチュニアの苗を植え込みました。

ロベリアが枯れた後をと、毎日のように花屋の店先を覗いていたのですが、今日は新しい苗が出ていました。我が家に今あるのとは色違いの日々草と、ブルーサルビアを1株だけ買いました。盛夏に末枯れを起し、懲りたことがあるからです。花屋の親父は、サルビアだから秋までもつよ、と言うのですが、自信がない。赤いサルビアとは花も葉も違うように見え、ラベンダーに似ています。葉をこすると強烈な香りがします。ネットで調べると、セージの仲間だと判明。子供の頃、欧州の童話に、鵞鳥の腹にサルビアを詰めた丸焼という料理(美味しそう!)が出て来て、サルビアは食べられないのにと不審に思いましたが、セージをサルビアと訳したんだなと推測がつきました。

ブルーサルビアの末枯れ防止には、切り戻しが必要らしい。近所のカレー店は、いつも白いペチュニアばかりを鉢に植え、未だ咲いているうちに切り戻しをして丸坊主にするのですが、3日もすればまた新しい花が咲きそろっています。大胆で上手な園芸家です。切り戻しのコツは、どうすれば身につけることができるのかしら。

軍記物語講座第3巻、原稿締切には未だ間があるのに、すでに2本、原稿が届いています。リキの入った、読み応えのある論考です。細かな本文校合に明け暮れて腐っていた私も、そろそろ鎌首をもたげ始めなくては。