年越しの買い物

特定健診の結果を聞きに行きました。よく晴れて、風が冷たく、いかにも年の瀬らしい朝です。結果はほぼOK、腫瘍マーカーも異常なし。でも、ばりばり働き、きゅっと呑んで、明日もばりばり・・・という生活は、もう過去のものとなったようです。

本屋へ寄って、棚を眺めながら、年明けから15ヶ月くらいは読むべきものが聳えるほどあるので、今日は何も買えない、と思ったのですが(本屋へ入って手ぶらで出られないのは我が家の家風)、けっきょく小堀鴎一郎の本と、ジーヴズの文庫本とを買って出ました。ウッドハウスという作家は未だ読んだことがありません。リタイア後は、今まで知らなかった世界がどんどん広がることが生き甲斐ともいえるので、我が家でも2冊、待機させることにしました(御所では原書でしょうね)。

区役所のカフェで、早めの昼食を摂りながら健診票と購入した本を確かめ、スーパーまで行って、正月用の食材を買い込みました。鯛のスモークと菊膾と蕗の薹の佃煮が手に入ったので、おせち料理の核はできました。以前は蛋白質系の酒肴を買い込んだのですが、近年は漬物や西洋野菜を用意するようになり、今年はラディシュ、山葵菜、ミニ胡瓜、トレビス、ルッコラなどを持てるだけ買って帰りました。

切り三つ葉を見ていた50代の女性から、糸三つ葉水耕栽培。根付き、茎も青い)とはどう違うのか訊かれました。以前はお雑煮には切り三つ葉と決まっていたものですが、あまりにも値段が違うので、東京でももう知らない人がいるのでしょう。その土地ごとにお雑煮に入れる菜は違っており、東京では小松菜、博多では鰹菜なのですが、なぜか我が家はずっと、切り三つ葉でした。