スノードロップ

クリスマスフラワーに使った山帰来の枝を、桜の木にくくりつけておいたことは前に書きましたが、期待していた雀はやって来ず、だんだん乾物になってきたので取り外そうかと考えていたら、今朝、ベランダに大きな糞が落ちていました。やって来たのは鵯です。体が大きく黒灰色で、声が甲高く、図々しいのでかわいくない。

以前住んでいた世田谷では烏と鵯が支配していて、ベランダを荒らすので好きになれなかったのです。この辺では雀や鳩など小型の鳥が多く、植木の虫を捕ったりしてくれるので、共存する気になりました。子供の頃は鵯はこんなに目立たなかったと思って調べたら、もともと鵯は漂鳥(国内の渡り鳥)だったのが、1970年代から留鳥になったのだそうです。平安時代には声を愛して飼われた、とあって、無知を恥じました。

暖冬だそうですが、我が家では、年末に買ってきた貧弱なビオラの苗がようやく元気になり、盛り上がるように花をつけ始めています。

区が受診料を負担する健診は1月末日までなので、ここ1週間晩酌をやめ(塩で煮る鰤大根を作ったら美味しくて、我慢できずに呑みましたが)、かかりつけ医の所へ出かけました。医師がぎっくり腰で3ヶ月近く休診して以来、患者が逃げたらしく空いていました。誤嚥による肺炎を心配しましたがレントゲンはOK、血圧も「完璧」だそうで、数日後に検査結果を聞きに来るように言われて一安心。

今夜は山羊のチーズと、ようやく安くなった芹があったっけ(芹はざく切りして、胡麻油と塩で炒めると酒に合う)、と考えながら菊坂をとぼとぼ上る途中で、ある家の植え込みにスノードロップを見つけました。草丈5~6cmの花ですので、機会がないと目に入りません。きっといい事がある、と暫く足を停めて見入りました。