川越便り・軽井沢行楽篇

川越の友人から車で軽井沢へ行ってきた、と写メールが来ました。

鉄道文化むら

【松井田で高速道路を降りて、一般国道碓氷峠をゆっくり登りました。下の道を行くと時間はかかるけれども、いろいろなものに気付くので、それも悪くない。横川の釜めしやの前にある、鉄道文化むらというのに目が止まり、寄ってみました。たぶん鉄道オタクにはこたえられない施設ではないかと思いました。敷地の隣には碓氷関所の跡があります。残っているのは門だけですが、ちゃんとした案内所も作られていました。】

カワミドリ?

【軽井沢では、レイクガーデンというバラと野草の庭園に行きました。今まさにバラの満開の季節で、好天だったのでよかった。】

送ってきた写真に花の名前がない。問い合わせると、名札が無かったので分からないと言う。あれこれメールで議論しました。レイクガーデンのHPには各月の花が載っているのですが、園芸用の片仮名名ばかり。

フウロソウの仲間

ゲラニウム・クラリジットドュールスとかいうものだと思います。アサマフウロにしては花が細かいし、ハクサンフウロはさすがにあんなに大きな株にはならない。まあ、フウロソウの仲間は、洋風の名前ではすべてゲラニウム何とかと呼ぶから、ゲラニウムであることは確実ですが。

近年の夏の猛暑に在来種の草花は耐えられないものが多く、我が家の庭も品種改良された洋花ばかりが占拠しているのは、風情が乏しくて残念な風景です。】

ロクベンシモツケ

当初ヤマブキショウマアスチルベか、と言ってきたのですが、前者は葉の形、後者は花序の形態が違う。ロクベンシモツケ(六弁下野)らしい、ということで落ち着きましたが、いまいち葉の形が違うような。かつての園芸学志望と植物分類学志望とでは、見る目が僅かにずれ、本文同定のようにはいきません。