信濃便り・どんど焼き篇

長野の友人から、どんど焼きの写メールが来ました。彼女自身はこの6日間ずっと高校受験英語の特訓、明日からはいよいよ試験シーズン突入だそうです。

組まれた櫓

【朝方舞っていた雪も止み、予定通り午後から、神社裏の小さな公園でどんど焼きをすることができました。】

燃え上がるどんど焼き

【町内会長が中心となり、子どもから壮年までが作業を分担します。各家庭を回り、正月飾りを集める係、竹藪から竹を切り出し、櫓を組み建てる係、点火から消火まで、火の番をする係、蜜柑や菓子類を参加者に配布する係。徐々に火の勢いが増してくると、達磨や竹がパーンと弾け、みんな一斉に驚きながらも嬉しそうな表情を浮かべます。50名ほど参加する、ささやかなどんど焼きですが、世代間の顔つなぎとなる大事な行事です。】

大分前のことですが、正月に鳥取の錦織さんのお宅に遊びに行き、私は酔い潰れて朝寝したのに、錦織さんは地域の割り当てだからと、朝早くから裏山へ竹を切り出しに行ってどんど焼きの世話に奔走、深く反省したことがあります。

東京でも以前は、神社の境内に大晦日から元旦までと、松明けの日に大きな焚き火が焚かれ、古いお札や正月飾りを「お焚き上げ」して貰えましたが、最近は近隣の迷惑になるからか火は焚かれず、白布を掛けた台に段ボールが置かれて、その中へ投げ込むようになっています。私も今まで手許にあった各地のお守り札を、そっと置いてきました。今年は終活元年、遺族が処分に困る物は無くしておかなくっちゃ。