スーパーに大葉1束¥30で出ていて、思わず買ってしまいました。袋詰めで安売りしているのは香りがないことがあるので、嗅いでみて確かめました。暑い時には効く香草です。ミニカップラーメンに、千切りにして載せました。いけます。カップラーメンは湯を注ぐ前に、あり合わせの野菜を載せておくと、そこそこ本物感が出て、わびしさを防げます。三つ葉とか貝割れとか、細葱のみじん切りとか、茗荷でも。
つぎに、総菜屋で買ったもやしのピリ辛に混ぜてみました。これも、ちょっぴり料理らしくなってOK。切る時は、中央の葉脈を縦に割るように切ると、歯触りが気になりません。夏は、鶏肉(笹身を棒状に切る)に下味をつけて大葉で巻き、フライパンでさっと焼くのが、お勧め。下味は塩胡椒でも酒醤油でも可。焼くときにバターを敷くとやや豪華になります。白身の刺身が余ったら、同じようにしてもいい(下味は醤油)でしょう。甘めの梅干しの果肉を叩き、大葉のみじん切りを混ぜて練ると、冷酒向けの肴になります。少量ですから、器は選んで盛りつけましょう、大きな盃とか硝子の小皿とか。
それにしても大葉という言葉は、我が家では出なかったなあと思って調べると、愛知の農協が1960年代に使い始めたのだそうです。我が家では青じそと言っていました。かつては切ってから水にさらしたものですが、この頃の野菜はアクがなく、そのまま使えます。以前、庭付きの家にお住まいの先輩から、青じその花束をお土産に頂いたことがありました(研究会の席上だったので、ちょっと吃驚しましたが)。食卓の上に、グラスなどに挿しておくのに向いています。