阿波国便り・年始篇

徳島の原水民樹さんから、初日の出の写真と共にメールが来ました。年賀状代わりの写メールです。

徳島の初日

【初詣には為朝を祭神とする、美馬市穴吹町の白人神社を目指しましたが、道半ばで疲れてしまい、吉野川堤の散歩に切り替えました。私はゆっくり走りたいのですが、殆どの車が制限速度を超えているので、後続車が数珠つなぎになるか、あおり運転されるかというはめになり、気疲れしてしまったのです。写真は河口から20kmほど上流の地で、渓谷の感が出るにはまだまだ遡らねばなりません。】

四国三郎

吉野川は清流でも有名ですが、かつては暴れ川としても有名でした。利根川の坂東太郎、筑後川筑紫次郎、そして吉野川四国三郎と呼ばれて水害を繰り返していました。堤防が完成して安全になったのは、比較的近年のことのようです。

吉野川土手

さすが南国、土手には草の芽吹きが見えていて、まもなく土筆も出そうな気配です。ゆったりと流れる大河は、新春の風景に相応しい。

地図で見ると、白人神社へは吉野川沿いから離れて山中へ入っていくようです。この神社は為朝伝説と共に、兎を使者としているのでも知られているとのことで、因幡には白兎神社がありますが、何故この地で兎が親しまれているのかはウェブでは分かりませんでした。暴れ川はしばしば龍に喩えられます。今年は兎よりも龍を崇めろ、との啓示だったかも知れませんね。