六親等

自分の六親等が誰と誰か、言えますか?そのうち何人と、今もつき合いがありますか?

終活元年と思い定めた今年、親族の範囲は六親等以内と定められている場合が多いようなので、調べ始めました。まず六親等はどこまでかー上は曾祖父母の曾祖父母、下は玄孫の孫まで、これは数えれば判ります。しかし高祖父母の兄弟姉妹、祖父母の従兄弟姉妹、父母の従兄弟姉妹の子、従兄弟姉妹の孫・・・となると、どうですか?しかも父方と母方との両系列に亘って。

とりあえず、本籍地の戸籍書類郵送請求の係へ電話しました。平日の長距離電話です。六親等までが記載された戸籍書類は何というのか、請求方法は、と問い合わせたのですが、まず六親等で面食らったらしい。「あなたのお父さんお母さんの戸籍謄本を取ってそれから・・・」と説明し始めるので、いや郵便請求で一代一代やるわけにはいかない、判らないなら電話をかけ直すから調べて置いてくれ、と言って切り、3回かけ直し、その都度「あなたのお父さんお母さんの・・・」と始まる。3度目に、直系でない場合には委任状が要る、と言われ、遂に自力で調べることを断念しました。

おまけに我が家の父方は、家を絶やさないために何度も養子縁組を繰り返しており、旧民法下の養子縁組が親族関係ではどうなるのかもよく判りません。母方はこれまた子供が多くて、海外で外国籍と結婚した世代もいる。

よほどの旧家でない限り、民法はすでに、現代の家族関係とは乖離してしまっているのではないでしょうか。親等図を眺めながら、三親等、せいぜい四親等くらいが互いに顔を知っている範囲だろうと思いました。今や相続や扶養に関して、制度的な見直しが必要な時期に来ていると思います。マイナカード普及よりもっと現実的に。