コロナな日々 29th stage

COVID19の4回目ワクチンを接種しました。区の指定する日時・会場・製造元です。午後1時半という、最高気温の出る時間帯なので、どうか猛暑日になりませんように、せめて曇天、と祈っていたのですが、気温34度、晴れ上がって南風、おまけに雷雨の予報。後期高齢者が脚線美を誇る短パン姿で行くわけにもいくまい、と膝下丈の麻パンツで、殆ど決死の覚悟で出かけました。

コインバスの停留所で、マンション管理組合の今年度の理事長に出会いました。中年の開業医ですが、足を引きずっています。どうしたのか訊くと、脊柱管狭窄症だと言う。父親も同年代で発症したと言うので、私も子供の頃脊椎カリエスを病んだが用心しいしい71歳まで働いた、という話をして、「お大事に」と言って別れました。医師にかけてはいけない言葉だったかも、と思いましたが後の祭。

区役所25階から見える街は、暑さで霞んでいます。予約は15分刻み、見ていると老人や病人ばかりではないのは、医療関係者も含むからでしょうか。受ける方も打つ方もすでに慣れているので、30分ほどで終わりました。

さてせっかくここまで来たのだからと、近くの大手スーパーへ寄り、パンと野菜、それに何か食卓に変化をもたらす食品を物色しました。子供連れや老人など、客層が広がっています。乳母車の子が何度もキイーッと金切り声を上げるので、耳を塞ぎたくなりました。あれは何故なのでしょうか、昔は疳の虫が起きる子、と言われましたっけ。

おとなしく弁当でも買って帰る所存でしたが、つい鱧の湯引きを買ってしまいました。出雲の野焼竹輪に伊豆のわさび漬、それに小樽とバンコックの麦酒を。バス停は日陰なしのカンカン照り、杖と買物袋で手が塞がり、日傘がさせません。タクシーで帰りました。