コットンボール

先日、丸ノ内のキッテで忘年会をした時、水引で編んだ球体を吊したクリスマスツリーを見ました(このブログにも写真を載せました)が、40代の知人にその話をしたら、それはコットンボールと言って、いま流行の手芸だと教えられました。風船に糸や紐を巻きつけて球形を作り、コーティングした後、風船を割って空洞にするのだそうです。中に照明を入れてインテリアにしたり、結婚式などイベントの飾り付けにも使うのだとか。作るのが楽しい、とのことでした。なるほど最新の流行だったのですね。それを水引で作ったところに祝意が表現されているのでしょう。

早速、一緒に忘年会をやった友人(アメリカ文学が専門)に知らせたところ、こんなメールが来ました。

[実はメールの表題「コットンボール」を一瞬、コットンボウルと読み違えてしまい、どうしてAmerican football に興味がおありなのだろうと考えてしまいました。

コットンボウルは、ちょうどこの時期に行われるアメリカの大学のアメフトの試合の一つ。ボウル(bowl)には深い鉢(例 サラダボウル)のほかに、鉢形にくぼんだ競技場、野外の円形競技場、スタジアムという意味もあります。スタジアムの名称にはその所在地の特産物の名前が使われることがあり、綿花の生産地であるテキサス州ダラス所在のスタジアムがコットンボウルと名付けられ、そこで実施されるアメフトの試合そのものもコットンボウルと呼ばれるようになったそうです(現在、コットンボウルは別のスタジアムで開催されています)。

ちなみに、日本にはライスボウルという、学生代表対社会人代表のアメフトの試合があります。](2020年は1月3日、東京ドームで開催)。

ライスボウルは訳せばおにぎり、ではないのでした。