2万の星

2017年1月から開始したこのブログに頂いた星の数が、本日2万を突破しました。お読み下さる皆様、声援を送って下さる方々、また時折、素敵な写真を送って下さる方に御礼を申し上げます。おかげさまで見守り機能も果たしてくれており、認知症テストを試みようとする区派遣の地域担当ケアマネには、氏名検索してブログを読めば、認知症かどうか判るから来なくていい、と言って断りました。

毎朝扉を開けて、咲き誇るパンジービオラの花むらが陽に照らされているのを見ると、ああこれが平和というものだ、と実感します。今日は、用があって午前中に郵便局へ出かけました。いつもは子供たちの駐輪で道が塞がれ、甲高い声が溢れている小さな公園は未だひっそりとしていて、車椅子の老人が日向ぼっこをしている脇で妻らしき老婦人が鞦韆に座り、しかし2人とも特段の会話はなく、沈丁花の香りがときどき風を感じさせます。

そう、これが平和なんだ、と改めて思ったのですが、午のニュースでは、共同開発した戦闘機の輸出は閣議決定だけでOKになるという。第2与党さん、閣議決定なんて歯止めにならないよ、殊に今の政治状況では。言訳にも口実にもならない、ただの手続き。今日の平和をいつまで守れるか、視線を上げてもっと遠くを、真剣に見て欲しい。

政治や社会批判を書くと、不愉快な公告がわっとひっついてきたり、身内から心配メールが来たりするのですが、花や風を楽しむ日常と、文学研究の我が道を行く覚悟と、平和や平等を守りたい意思とは一団のものです。これからも御愛読、御声援のほど、よろしくお願いいたします。

日航機墜落事故で亡くなった歌手を、いまこの御時世で振り返ると、「上を向いて」と「見上げてごらん」の2曲だけでも昭和史を代表する歌手だった、と思います。