郵便振替で送金する用があって出かけました。今日も最高気温36度の予報、朝からガンガンの晴天です。片日陰のあるうちにと、そそくさと家を出たのですが、すでに路面は真白に照り返し、老眼には眩しい。今日は資源ゴミ回収の日なので、町内会の高齢者たちが仕分けをしていました。えらいなあ、と思いながらそっと脇を通り抜けました。
児童公園に植えられた百日紅が大きくなり、紅と白の花房をたわわにつけています。白い百日紅もいいものです。幸田文が法華寺の白い百日紅のことを書いていたっけ、と思いながら歩き、ふと蝉の声がしないことに気づきました。公園を整備したとき、地面を全て舗装してしまったので、蝉は地上に出られなくなったのでしょう。
先週、大欅の下を歩いていたら、油蝉の声が聞こえました。突然、すれ違った小学2年生くらいの女の子が、私に向かって、あの木の上で蝉が鳴いてる、と言ったのです。すれ違う数秒の間に、うん、おっきな声だね、と返すのがやっとでしたが、女の子は嬉しそうに、大きい、と言って通り過ぎました。近年、子供たちは知らない人と口を利いてはいけないと教えられているので、こんなことは久しぶりでした。子供も蝉が鳴き始めて嬉しいんだな、と思ったのですが、もしかすると蝉捕りの経験があるのかもしれません。
周囲の庭先自慢の家々も、今年はサボテンやパプリカの鉢を出しているだけ。暑すぎるのです。連休から盆休に入ったので、近くの工事現場が休み、人影も少ない。
ゆうちょ銀行の窓口で手続きしようとしたら、送金の手数料制度がこの1月に元へ戻ったことを、初めて知らされました。この間何度も普通預金口座経由の面倒な手続きをしたのに、職員は知らぬ顔をしていたのです。呆れました。郵便配達の信用とゆうちょ銀行の自己中とは、全く繋がらない。憤慨しながら帰りました。