梅ヶ枝餅

3月19日は父の命日。ホテルに叔母の孫3人が車で迎えに来ました。太宰府にある叔母の墓に父の分骨も入れたのでお参りに行ったのですが、途上の博多案内は、商業施設に大きなガンダムのロボットがあるとか、ワークマンショップにおしゃれ着が多くなって、この頃は「作業着では入れん」ごとなった(彼はバリバリの鉄工所勤務)という話。彼らも60歳を過ぎ、しかし仕事は以前と変わらないらしい。歯科技工士の彼は定年直前に「おるやろ?!」(辞めないね?の意)、上司の一言だけで落着だったそう。

叔母の墓の前は樹木葬の予定地で、芝にところどころ桜の木が植えてあったのですが、いつの間にかびっしり、形まちまちの小さな墓石がくっつき合って並んでいる。これじゃ樹木葬じゃない。芝地越しに博多の街が見えるから、この区画を買ったのに・・・全員で憤慨しました。今や墓地経営も生き馬の目を抜く商法になったようです。

九州国立博物館

一度行ってみたかった九博に連れて行って貰いました。展示が年代別になっていないので、だんだん興味が出てきた辺りで時間切れ。唐三彩の小さな水注など、いいなあと思いました。絵葉書が少なく、ミュージアムショップはイマイチです。近くで出来たての梅ヶ枝餅をぱくつきました。名物にうまい物あり、甘さと粘りと香ばしさが絶妙です。

下関秋田商工会

博多駅で彼らと別れ、朝から九大図書館へ行っていた連れと合流、在来線で春の筑紫平野を走り、遠賀川を渡って関門トンネルを潜りました。下関の道路が広く感じられるのは、車が少ないせいでしょうか、レトロな洋館が未だ現役です。赤間神宮を訪ねました。これからが連れの大谷貞德さん共々、今回の旅の最重要課題の始まりです。

              赤間神宮水天門

黄昏の水天門はライトアップされていました。宮司さんと名誉宮司さんに下関名物の河豚を御馳走になりながら、沢山のお話をしました。勿論、長門本平家物語の話も。