川越便り・ピンク系篇

しばらく庭自慢の来なかった川越の友人からメールが来ました。

桜貝

【マニアと言われて自分の薔薇を披露しない訳にはいかない、ということで、日没直前の庭で、何枚か写真を撮りました。秋は花数は少ないけれど、色が濃く、香りが強いのが取り柄です。】

ラ・マリエ

さすがマニアの育てた花。子供の頃、よく運動会の飾り付けなどに、ティッシュペーパーで作らされた造花を思い出します。晩秋の夕映えに似合う。

マイガーデン

ピンク系の花ばかりなのは、黄色・橙色の花の鉢を大半、妹の家に譲ったからだと添え書きがありました。なるほど今秋、庭の片付けをしていて転び、年齢を感じた、というメールが来たのはそのせいだったのか、と思い当たりました。60鉢もあった(殆ど自宅でハウステンボスが開ける数)という薔薇の木を減らしつつあるようです。80歳を前に本格的な終活を開始した、ということでしょうか。親の家を片付けた経験から考えても、限りなくゼロに近づけていく断捨離は、精神的な負担が大きい。何でもない段差に躓いたりします。他人事ではありません。

我が家の紅薔薇は、いま秋の2輪目を咲かせています。ガラケーで撮った写真を送って慰めてやるか。却って傷口に塩、かな。