川越便り・秩父桜狩篇

川越の友人から、天気が好いので車で桜狩りに出かけた、と写メールが来ました。うーん、これはさすがに見事。

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秩父清雲寺の桜

【花冷えですね。秩父では雪が降ると前夜の天気予報にありましたが、確かに当地から見える秩父の山並みには白く雪が積もった跡が見えました。昨日は昼頃から晴れてきましたし、ネットで調べたら、清雲寺の桜が見ごろだと出ていたので、久しぶりに車でトコトコ出かけて見ました。片道1時間40分ほど。荒川上流の旧荒川村ですが、現在は秩父市内です。いつもは車で相当混雑するところですが、平日でもあり、近隣の駐車場は空いていました。30本の桜(おおむね枝垂桜です)がほぼ満開です。例年なら食べ物の屋台や桜草などの苗を売る店などが並ぶのですが、コロナ禍ゆえに売店は一切出ていませんでした。土日は分かりませんが、たぶん寺が許可しないのでしょうね。】

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長瀞の桜並木

【まだ時間に余裕があったので、長瀞まで足を延ばして、長瀞駅前から約3kmにわたって続く桜並木の下をゆっくり走って見ました。私のほかにも、徐行するように桜を見ながら走る車がけっこう多かったです。この寒さで桜は長持ちしそうです。】

私のPCのキャパが小さいので、写真の容量を大幅に削ったそうです。長瀞の桜は水上から見るのだと思っていましたが、陸上からも楽しめるのですね。車上の桜狩りって、往昔でいえばさしずめ「馬上の美少年に花が散る」図、というところでしょうか(?)。

我が家では、階下の庭先に植えられた桜の木が花をつけるようになり、夜来の風雨に吹き上げられた花びらが、ベランダに点々と散っています。ここ数年、小さな建売住宅が増えて古くからの桜の木が何本も伐られ、がっかりしましたが、これもまた、都会の落花の風情かもしれませんー花落ツルコト知ル多少。