あけましておめでとうございます。
東京は文字通り雲一つない青天、佳き年明けとなりました。
コロナは一向に終熄せず、大学図書館が利用できないなど、そろそろ実質的に困るようになってきました。足腰の衰えも明白で、遊び歩くはずだった老後は大きく狂いました。しかし何が大切で何は無くてもいいか、おかげで判ってきたこともありました。
在職時代に振り捨ててきたこと、無知だったこと、見て見ぬふりをしてきたことを一つずつ拾い上げ、穴を埋めている日々です。不足していたバランスが戻ってくるようで、それなりの進歩が楽しみでもあります。
昨年は「国語と国文学」6月号に、源平盛衰記の伝本について書きました。今年は源平盛衰記に捧げる1年になりそうです。残された時間内に終えなければならないことを優先しなければ、と考える年齢になったのです。
折に触れて皆様からさまざまお気遣い頂き、感謝しております。今年もよろしくお願いいたします。
令和4年(2022年)元旦 mamedlit