ガスオーブン始末

よく知られたジンクスの一つに、家電類は一斉に故障する、また、廃棄しようかと考えると壊れる(人によって、「復旧する」となることもあるらしい)、というものがあります。ご存じない方は、所帯の家事を担っていない証拠。

冷蔵庫の新品が稼働し始めた晩、突然ガスオーブン(兼電子レンジ)の表示が消え、使えなくなりました。入居当初からの据付器具で、元栓のありかすら分かりません。取説をひっくり返しても、器具の構造については何も書いてない(今までPCの取説の不親切さに憤慨していましたが、家電一般に言えることだと気づきました。国語教育の新指導要領実施後は、改善されるかしら)。大きすぎて使いこなせなかった物なので、この機会に小さな家電に換えたいが、廃棄処分はどうなるか等々、混迷の中でメーカーを調べると24時間対応とあったので、電話しました。技術員派遣は3日後(!)改めて相談する、派遣料¥4950、と言われました。ガスの臭いはしないが、放置するわけにはいきません。

翌朝、東京ガスのサービスセンターへ、直接足を運ぶことにしました。とぼとぼ歩いて30分。営業中のはずだが留守です。「ガス器具は突然故障します」というキャッチコピーが貼ってあって、しゃれにならない!と思いました。ようやく技術員派遣の約束を取りつけ、2時間後には(さすがガス会社)、体育会系らしい元気な男性がやってきました。電源は、寝転んで下から手を入れないと届かないような所にあったらしい。プラグを抜いて挿し直したら何と、直りました。マイコンは時々ロックすることがある、理由は判らない、と言う。駆け出しの頃、修理先で丸ごと分解してみたがどこも何ともなく、電源を入れ直したら復旧したことがあった、と話して帰りました。17年前の製品です。またいつダウンしないとも限りません・・・冬の短日はこれで暮れました。