阿波国便り・実りの秋篇

徳島の原水民樹さんから、先週このブログに書いたアムンゼンの物語はかつて愛読した、とメールが来ました。

【子供の頃読んだアムンゼンとスコットの南極点到達競争の物語を思い出しました。縁側に寝転んで、宝島や巌窟王などを読みふけっていたあの頃が一番幸せだったかも。】

アムンゼンとスコットの話は、小学校国語の教科書に出ていたと思います。当時は講談社から少年少女向けの世界文学全集が何種類も出ていて、「巌窟王」は、私もそれで読みました。缶詰の話は後年、新聞記事で読みました。

f:id:mamedlit:20210915110018j:plain

渋柿

【野山はもうすっかり秋の風情です。もうしばらくすると、焼酎で渋抜きをした柿が産直などで売り出されます。干し柿のようにくどくなく、さっぱりした甘さです。一度自宅で渋抜きを試したことがありますが、うまく出来ませんでした。】

焼酎で渋抜きした柿はさわし柿とか樽柿というらしい。ほたほたとした柔らかさと甘みが美味しいですね。写真では、そろそろ色づき始めています。

f:id:mamedlit:20210915110147j:plain

キウイ

【若い頃、古典に出てくる「こくわ」をゆかしく思っていました。しかし、それがキウイの仲間と分かった途端興味が失せました。私はキウイアレルギーなので。(原水民樹)】

果物アレルギーは気の毒ですね。調べてみると、果物の中ではキウイがダントツにアレルギーを起こしやすいそうです。学校給食には出さない方がいい、とありました。以前、このブログにもキウイのことを書きましたが、またたびの仲間。花は苺に似ています。野生のコクワ(サルナシ)は、小ぶりで、キウイと違って獣毛のような毛がありません。一度、ベビーキウイの名で店に出ていたので買ってみましたが、食べやすいけれど小さすぎて物足りない。山野で遊ぶワイルドな子供たちのおやつ向きです。