御中元

川越の友人から、例の如く庭の花の写真が来ました。

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紫金唐松

【我が家は今、桔梗(青・白)の他に、唐糸草、越後虎ノ尾、紫金唐松、草連玉、擬宝珠、リシマキア・ファイアークラッカーなどが賑やかに咲いています。】

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桔梗

桔梗は秋の七草に入っていますが、70年前、湘南地方で育てた時は旧盆の頃に咲き、それでも早すぎると思ったのに、今は新暦盆の時季に咲いてしまうようです。

我が家は原則として御中元も御歳暮もしない主義なのですが、今年は自分も各地から名産品を頂いて嬉しかったので、高齢者や医療従事者の親族・知人に差し入れを送りました。金額的にはささやかだけど、ちょっと珍しい、ちょっと便利、ちょっとブランド、という品を各々選び、差し入れという熨斗はないので(当然)、御見舞、御礼などの熨斗を指定しました。COVID19の下では、こういうおつきあいもアリかな、と考えています。

礼状代わりに、電話やメールで近況報告をし合うのもまたよし。茨城の平勢隆郎さんからは、ワクチン接種状況と、YouTubeで母校(中学・高校)を案内する番組を見つけた、と知らせてきました。中高とも水戸城の一部にあったそうです。親御さんが、息子の進学を心配した経緯が記されていました。川越の友人も、親御さんは長男の進学に期待したらしい。長年の付き合いの中で知らずに来た昔話が、ぽろぽろ出るようになりました。

我が家では親に進学先の心配をして貰った覚えはないなあ。唯一、男女共学の大学に行きたかった(受験科目が1つ多い)ので、高校の進路指導教員を説得しに行かせたのに、逆に同調してしまって、「女子は女子大に行った方が信用されるよ」(暗に、浪人はさせられないとの意)と言われたことがありました。その後は、「お前は学校ばかりは手が掛からないなあ」と述懐しただけです。