賀詞2021

あけましておめでとうございます

一昨年から昨年前半にかけて、軍記物語講座全4巻(花鳥社)を編み、無事に完結させることができました。御協力くださった方々に御礼を申し上げます。喜寿を迎えたこともあり、編集しながらこの半世紀の研究史を振り返り、また文学研究の中での軍記物語研究の現況を顧みて、学者の一生というものを考えさせられた次第です。

ところが自身は、やり直すべきこと、未着手の課題などが次々出てきて、ふと、今が大学院後期くらいだったらいいのになあ、などと思う始末。自らの手で片をつけておかなければいけないことも、自由になったから出来ることもありますが、松明けから早々、難題に取り組むことになりそうです。
昨年3月に出た『明日へ翔ぶ―人文社会学の新視点― 5』(風間書房)の出版記念会はコロナのため中止になりましたが、研究報告会を、修了生たちがこの春にオンラインで企画しています。

はやくマスクなしで、どこへでも行ける日常になって欲しいものです。今年もよろしくお願いいたします。
 令和3年(2021年)新春                                              mamedlit