コロナの街・part9

市民講座で教えている知人に尋ねたところ、講座を再開して以来、ずっと対面式授業、オンラインは達成感が今ひとつ、だそうで、メールには以下のようにありました。

[人数が少ないので、対面式でも悠々「社会的距離」が取れます。お仕事をお持ちの方達は電車通勤で慣れておいでで、準備万端で移動、その中のお1人は、帰りがけにちょっと1杯だけ、1人で、外側のカウンター席で楽しんでから帰られるそうです。

マスクをする場所をきちんと抑えてマメに手を洗えば、混雑と大騒ぎを避ければ、大丈夫なような気がします。きちんとしたお店なら消毒や距離も大丈夫そう、個人のお店は、店主の意識次第といったところです。]

所用があって、久しぶりに地下鉄に乗り、丸ノ内へ出かけました。銀行窓口の若い女性の対応がいつもと違う。何か機嫌を損ねるようなことでもしたっけ、と思うほどでした。ふと職安(今はハローワークという)の窓口を連想しました。まるでロボットのよう、ロボットなら腹も立ちませんが、傍にあったパンフレットを「これ貰っていきます」と言ったら、「どうぞー」と投げ出すように語尾が跳ね返りました。丸ノ内だから、こちらは上質の対応を予期していたのですが、間違いさえなければいい、と後は一切黙って署名しました。最後の「お手続きは以上です」という抑揚は全く事務的だったので、多分悪気はない。思うにマスクをしていなければ、営業用微笑を作って話すので、ああいう語調にはならないでしょう。

これもまた新しい日常。はやくマスクなしで対面できるようになって欲しい。ワクチンはともかく、治療薬と医療の受け入れ体制を保証してから、Go toでも何でもやってくれ、と思うのですが。