別府暮らしの友人から、2日続いて写真つきのメールが来ました。好天続きなので、一昨日は国東半島の長崎鼻へ、昨日は豊後大野の緒方へドライブに行った、とのこと。長崎鼻という地名はあちこちにありますが、豊後のここは菜の花、緒方はチューリップで観光客を呼んでいるらしい。折角の写真なので御披露します(東京では、こうしている間も編集者の首が何本、伸びていることか)。
緒方惟義は、『平家物語』の登場人物で、大蛇の子孫とされています。『平家物語』の登場人物は、何故か地元では、灌漑事業や農業指導に功績があって慕われていた、との伝説が多い。長谷部信連、祇王、妹尾兼康も然り。しかし緒方惟義の伝承について、現地の案内板に説明はないようです。尤も彼が観に行ったのは、チューリップと原尻の滝が主な目的だったらしい。
折から東京では緊急事態宣言。近々東京の仕事場へ帰る、とありましたが、帰って来るな、とメールしました。編集者の皆さん、私のせいではないからね。
追記:夜遅くなって、追加メールが来ました。[緒方惟義館跡(写真の鳥居の額には「緒方神社」とある)は、今は畑の中の一画で、平地です。周囲に雑木を巡らして畑と分けているだけで、何の遺構も見られませんでした。奥に「緒方三郎惟栄館跡之碑」と刻んだ石塔が建っています。]とのこと。