冬のこまめ水

久しぶりに、午前中早い時間に地下鉄に乗りました。両側に男性が座ってタブレットスマホで作業をし続け、苦しい思いをしました。知らず知らず両肘を張ってちょんちょん動かし、その都度隣接している私は圧迫されるからです。やむなく、さりげない風で押し戻しました。

新聞は広げて読まない(縦に畳む)、重くて大きな本は読まない(自然と肘を張ることになるから)等々は、電車通勤の常識だと思っていましたが、もはや時代遅れでしょうか。帰りには、敬老シートに乗り込んできた女の子が高々とコンパクトを掲げ、バッチリメークの一部始終を完成。慌ただしく移動する女性がそっと手許に鏡を隠しながら、という車内化粧なら私も違和感がないのですが、これにはいささかへこみました。揺れたふりして、アイラインを引く時に体当たりしたら・・・と妄想しました。

大学図書館前の山桜はすっかり紅葉して、散り始めていました。博物館では大嘗祭の特別展を開催中。観る予定だったのですが、雑誌論文を何本か読んで、進行中のプロジェクトの打ち合わせをしたら、夕方になってしまいました。博物館は来週観ることにして、これも久しぶりに、ヒカリエの地下で買い物をしました。野菜売り場ではむかごを見つけ、つい買ってしまいました。茨城産だそうで、鳥取産ほどには粒が大きくありませんが、塩茹ですれば楽しい肴になる。

冬の「こまめ水」を物色しました。夏は麦茶や桜塩の溶液を作り置きして、(こまめに)飲むのですが、秋になってやめたら、どうも腸の具合がよくない。年を取ると腸内も萎びるらしいのです。甘くなく、塩分やカフェインが少なくて温かいもの、という飲み物は、なかなかありません。茉莉花茶とハーブティ詰め合わせを買って帰りました。